動画をご覧になって頂ければ分かるように、ウツシ®はとてもシンプルです。
傍から見れば、手を添えてシュッと回しているだけ。
これだけで受け手が驚くような結果が出る。
時間もかかりません。
「楽でいいな。」
「これだけならすぐに身に付けられそうだ。」
こんな声が聞こえてきそうです。
実際に筆者はかつての同業者仲間からこれに近いことを言われたことがあります。
それは全くの見当違い。
表面しか見ていないのです。
シンプルだからこそ、無駄なものを削ぎ落し、極限まで研ぎ澄まさなければなりません。
見よう見まねでやったところで、悲しいかな、何も起こらない。
動画を見て、動きを真似するだけなら、誰にでも出来るでしょう。
しかし、
同じ動きをしても同じ結果が出ない。
受け手に感動を与えることができない。
ここです。重要なのは。
そこを理解することなく、
「これなら私にもすぐできそう。」
と思い、軽い気持ちでウツシの道へ足を踏み入れても、その者はすぐに脱落します。
予想していたように簡単ではなく、むしろ茨(いばら)の道であることに気付くからです。
シンプルだからといって簡単ではないのです。
しかし、作法の背後にある深遠なる世界を少しでも感受し、
真摯に向き合う覚悟のある者には
必ず道が開けて、豊かな人生をもたらしてくれます。